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阿波の遊行弍

言葉の奥底に眠る物語

言葉が音楽へと変わる瞬間、そこには名付けようのない感情が芽生えます。「阿波の遊行弍」では、歌詞の背後に隠された文脈や多層的な意味を、丁寧な思索とともに紐解いていきます。この緻密な解釈のプロセスこそが、楽曲に真の命を吹き込み、聴き手の心に深く永く響き続けるための指針となるのです。

7:美郷の亥の子歌  

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 「亥の子」とは、旧暦11月の初めの亥の日に、子どもたちが自ら作った

 

ワラスボを手に家々を回って、門口の地面を叩く風習。その時歌われる歌は、

 

その家の繁盛を願っていて、祝われた家は餅やミカン、菓子などを子どもたち

 

に与えた。お菓子など少ない時代に、子どもたちにとって重要な行事だった。

 

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  祝いましょ 祝いましょ

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  一に 俵を踏んまえて

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  二に にっこり笑わして

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  三に 酒を造らして

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  四つ 世の中ええように

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  五つ いつもの如くなり

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  六つ 無病息災に

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  七つ 何事ないように

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  八つ 屋敷を踏み広げ

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  九つ 小蔵を建て並べ

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  十で とうとう治まった

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    エイトウエイ エイトウエイ

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           (1970年 美郷村で収録)

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