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阿波の遊行弍
言葉の奥底に眠る物語
言葉が音楽へと変わる瞬間、そこには名付けようのない感情が芽生えます。「阿波の遊行弍」では、歌詞の背後に隠された文脈や多層的な意味を、丁寧な思索とともに紐解いていきます。この緻密な解釈のプロセスこそが、楽曲に真の命を吹き込み、聴き手の心に深く永く響き続けるための指針となるのです。
7:美郷の亥の子歌 32秒
「亥の子」とは、旧暦11月の初めの亥の日に、子どもたちが自ら作った
ワラスボを手に家々を回って、門口の地面を叩く風習。その時歌われる歌は、
その家の繁盛を願っていて、祝われた家は餅やミカン、菓子などを子どもたち
に与えた。お菓子など少ない時代に、子どもたちにとって重要な行事だった。
祝いましょ 祝いましょ
一に 俵を踏んまえて
二に にっこり笑わして
三に 酒を造らして
四つ 世の中ええように
五つ いつもの如くなり
六つ 無病息災に
七つ 何事ないように
八つ 屋敷を踏み広げ
九つ 小蔵を建て並べ
十で とうとう治まった
エイトウエイ エイトウエイ
(1970年 美郷村で収録)
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