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阿波の遊行弍
言葉の奥底に眠る物語
言葉が音楽へと変わる瞬間、そこには名付けようのない感情が芽生えます。「阿波の遊行弍」では、歌詞の背後に隠された文脈や多層的な意味を、丁寧な思索とともに紐解いていきます。この緻密な解釈のプロセスこそが、楽曲に真の命を吹き込み、聴き手の心に深く永く響き続けるための指針となるのです。
15:海南町の田の草取り歌
歌:有田ヨシ 日浦カツ 野市トクノ 谷村ツルエ
夏の土用の田の草取り。日除け・暑さ除けの柴を背中に括り付け、水田の
中をはい回る。
仲の良い女同士の賑やかな笑い声が、仕事の辛さをはじけ飛ばす。
今夜ここで寝てよ 明日の晩はどこでよ(ドッコイショ)
明日は田の中 畔枕よ
嫌じゃ嫌じゃとよ 畑の芋はよ(笑)
かぶりフリフリ 子がもえるよ (「もえる」は「増える」の意)
歌え歌えとよ せりたてられてよ
歌いかねます ひよこ鳥よ
お前さんとなら わしゃどこまでもよ
ついて行きます 竹槍でよ
想て来たのによ うちゃ暗がりでよ
どれが姉やら 妹やらよ
姉がさすかよ 妹がさすかよ
同じ蛇の目の 唐傘をよ
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