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阿波の遊行弍
言葉の奥底に眠る物語
言葉が音楽へと変わる瞬間、そこには名付けようのない感情が芽生えます。「阿波の遊行弍」では、歌詞の背後に隠された文脈や多層的な意味を、丁寧な思索とともに紐解いていきます。この緻密な解釈のプロセスこそが、楽曲に真の命を吹き込み、聴き手の心に深く永く響き続けるための指針となるのです。
4. 海南町の数え歌
「数え歌」であるが、最後に「とうとう収まった」としているので、
「手まり歌」としても歌われたと思われる。
一で 俵踏んまえて
二で にっこり笑ろうて
三で 酒作って
四つ 世の中ええように
五つ いつものごとくに
六つ 無理をせぬように
七つ 何事ないように
八つ 屋敷を広げて
九つ 小蔵をすえ建てて
十で とうとう収まった
歌い始めは、恵比寿・大黒さんが俵を踏んでのお目出度い祝詞に
始まり、中ごろは「無理をせぬよう」諭し、最後は蔵持ちの屋敷を
持つことができるという、子どもたちへの人生の教訓がちりばめら
れている。
(1974年海南町で収録)
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