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阿波の遊行弍

言葉の奥底に眠る物語

言葉が音楽へと変わる瞬間、そこには名付けようのない感情が芽生えます。「阿波の遊行弍」では、歌詞の背後に隠された文脈や多層的な意味を、丁寧な思索とともに紐解いていきます。この緻密な解釈のプロセスこそが、楽曲に真の命を吹き込み、聴き手の心に深く永く響き続けるための指針となるのです。

  1. 海南町の数え歌  49秒

 

「数え歌」であるが、最後に「とうとう収まった」としているので、

 

「手まり歌」としても歌われたと思われる。

 

  

 

二で にっこり笑ろうて

 

三で 酒作って

 

四つ 世の中ええように

 

五つ いつものごとくに

 

六つ 無理をせぬように

 

七つ 何事ないように

 

八つ 屋敷を広げて

 

九つ 小蔵をすえ建てて

 

十で とうとう収まった

歌い始めは、恵比寿・大黒さんが俵を踏んでのお目出度い祝詞に

 

始まり、中ごろは「無理をせぬよう」諭し、最後は蔵持ちの屋敷を

 

持つことができるという、子どもたちへの人生の教訓がちりばめら

 

れている。    

 

 

 

(1974年海南町で収録)

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